ツルオカで唯一、モノづくりを行うカウンターウェイト事業部では、油圧ショベルなどの建設機械やフォークリフトなどの運搬車両の安定性を保つために欠かせない鋳物製の錘(おもり)を製造しております。
鋳造原料の加工から製品の生産まで一貫体制を確立し、月間製造スペックは(重量)約3,000t。
ツルオカ産カウンターウェイトは、様々な力仕事の現場で活躍しています。
真空力(Vacuum:バキューム)で、鋳物砂を『造型』し、『注湯』、『冷却』の後、鋳物砂を大気圧に戻して『型バラシ』する工法です。
7t 熱風式キュポラ2基
鋳造原料と副資材(コークス・石灰石)を配合投入し、溶解させる装置
排ガス集塵装置
キュポラから排出され、更に熱処理した後に冷却させた排気ガスを除塵する装置
モノレールブラスト
溶解~注湯~冷却凝固を経たカウンターウェイトに付着した鋳物砂やバリを除去する装置
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原材料仕入は社内から - 安定した原材料調達・生産システム –
- 鋳造原料は、社内(金属原料事業部)から調達しているため、質・量ともに安定しています。 鋳物型の造型に、まとまった数を繰返し生産することに適した『Vプロセス方式』を採用。吸引用の真空ポンプ2台を併用し、故障による操業トラブルの未然防止や、省エネルギー運転、安定した吸引圧を実現しています。
原料の加工から製品の生産までの一貫体制を確立したツルオカには、海外生産に対抗できるコスト競争力があります。 - 02 /
積極的な環境保護と資源の再利用 - 排気の徹底管理と砂のリサイクル –
- 鋳造工場では、排ガス燃焼システム等による徹底した排気管理を行い、大気環境の保全に努めております。
また、鋳造砂に粘着剤(バインダ)を全く使用せず、乾燥砂をそのまま再利用することができるVプロセス方式は、環境性に非常に優れています。 - 03 /
さらなる品質向上への取り組み - 徹底した管理体制で対応 –
- カウンターウェイトの模型である木型は、専用倉庫で管理し、損傷などからの保護を徹底しています。
また、溶湯は1チャージごとに成分分析を行い、適宜投入資材を調整するなど、品質の精度向上に努めています。
INFORMATION
ABOUT US
- 事業内容
- 産業機械及び建設機械用の鋳鉄バランスウェイトの製造、販売。
- 営業時間
- 08:20~17:20
- 部門発足
- 1980年(昭和55年)7月
- 主要取引先
- 株式会社小松製作所、日立建機株式会社、株式会社アイチコーポレーション、etc.
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〒323-0804 栃木県小山市萱橋1085 TEL:0285-49-2288 FAX:0285-49-2287
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